東京学芸大付属高校(東京)の職員が昨年10月、生徒約300人の氏名や成績などの個人情報が入ったノートパソコンを紛失していたことが8日、分かった。
現時点で情報漏えいや悪用などは確認されていないという。
同大によると、昨年10月下旬、付属高の講堂でパソコンを使用。その後なくなっていることに気付いた。探したが見つからず、同12月上旬に文部科学省に届け、保護者会を開いて説明した。
パソコンに生徒の氏名、出席番号、成績のほか、授業の教材やテスト問題などのデータが入っていた。パソコンの起動や各情報を開く際のパスワードは設定していたとしている。
紛失した職員の懲戒処分はしていないという。同大広報企画課は「セキュリティー対策はしており、校内の紛失事故として扱っている」としている。
時事通信 2/9(木)